5月の企画展は、岡山県のガラス作家・磯谷晴弘氏の個展です。
液体にも固体にもなり、加工によって表情を変える変幻自在なガラスに魅力を感じられた磯谷氏。地球環境や生命持続に不可欠な「水」をテーマに据え、型にガラスを流し込むキルンキャスト技法で作品を制作されています。まるで水を張ったかのような、思わず見とれてしまうほどに美しく澄み渡る作品です。
今回の展覧会では、大作・小品あわせて約15点が出展されます。磯谷氏が手掛けるさまざまな「水」の表現を、ぜひ会場でお楽しみください。
【略歴】
1987年 日本のガラス展(東京、以後毎回出品)
1990年 日本クラフト展(東京、2021年まで毎回出品)
1994年 世界現代ガラス展(北海道立近代美術館)
1999年 日本のガラス2000年(サントリー美術館/東京)
2016年 Design Miami(Basel/スイス、18・21年も)
2022年 個展(きび美ミュージアム/岡山)