| 私達はこう考えています。
人間は決して一人では生きていけない、と。人間は時代を越え、人種を越え、性別を越え、あらゆる階層を越えて、関わり合って生きている、と。その人間が暮らし、住まいする「家」は本物でなくてはならない、と。しからば本物とはよく考えられ、創り出されたものでなければならない、と。すなわち「家」とは創出するものである、と。
期待と不安の中で、とにもかくにも21世紀はやって参りました。21世紀を占う意味において、20世紀がどんな時代だったか少し振り返ってみますと、一言で云うとすれば、物で栄え心で滅んだ100年だと思っています。余りに個々の利益を追求し過ぎたのです。例えば、自分自身の・自分の国の・自分の属する民族の・自分の信じる宗教の利益のみを、しかも損か得かと云う価値観だけで追い求めた時代でした。
しかしながら世紀末を迎えるに至って、"人類はこのままでいいのだろうか?"と云う素朴な疑問を抱く人々が現れ始め、議論が交わされるようになり、様々な提言と共に実際の運動が展開されるようになりました。そしておぼろげながらではあるが、その答えを"やさしさ"に求めようとしています。私はまさしく人類の叡智の到達点がそこにあるように思えてならないのです。
私は2000年10月、総合展示場からの全面撤退を内外に宣言しました。理由は色々とありますが、最大の要因は、展示期間(4〜5年)の終了と同時に解体してしまう事に耐えられなくなったのです。見るも無残に潰されていく姿にたまたま遭遇した私は、「環境」とか「資源」や「エネルギー」と言われ出した21世紀においてこんな無駄な事を、この様なハートのない過ちを繰り返してはいけない、と感じたのです。
モデルハウスは勿論大切です。今後も建ててゆきます。但し従来型ではなく、真の意味で地域に根差したモデルハウスを建設してゆきます。お客様に宿泊して頂き、パナホームを実際に体感して頂いたり、クリスマスパーティーやお子様の誕生パーティー、ちょっとした地域の婦人会の集まりにも利用して頂けるようなモデルハウスを考えています。そして4〜5年経過した後は、喜んで住んで頂ける方に土地と一緒にお売りしようと思っております。
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そうすれば、粉々に解体されるモデルハウスを見る事はありませんし、住んで頂ける方には喜んでもらえ、私共も無駄を省く事ができ、地球環境にもやさしく、三方全てまるく収まると考えております。無駄な投資が無くなるその分だけ、良いものを価値ある価格で皆様に建てて頂けると信じています。
今私達は、「健康」「自然素材」「たまり場」「コミュニティ」「バリアフリー(ユニバーサルデザイン)」の5つのテーマで家創りに取り組んでいます。それを具現化したモデルハウスが「やしろの家」として加東市社にあります。その様なモデルハウスをここ数年かけて、私共のエリア内に20ヶ所ほど建て、皆様にご提案したいと思っております。新しい世紀の幕開けに、この様なことをパナホーム兵庫は考えていこうと思っています。 |
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代表取締役社長 香山廣紀 |
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